Naze Community Center, Amami City!! ～公民館へ行こう！～

6月もあと数日。
報告がすっかり遅くなってしまいました。

奄美市生涯学習講座　名瀬・住用地区の開講式が、５月２４日、
奄美文化センターで行われました。
それを記念して、徳雅美さんを進行役に、宮崎緑さんと中山清美さん
お二人によるステージトークを開催。
テーマは「わきゃシマ遺産」。

まず宮崎緑さんが、オーストラリアに生息するダチョウに似た鳥「エミュー」の
事例を紹介。
エミューという共通テーマで、地域のどこへ行っても様々な切り口で、エミューを
学び体験できるという仕組み。
これと同じように、奄美を拠点に、生物学、民俗学、歴史、産業など多角的な
視点でシマに入っていくと説明しました。

技術的なハードウェアの発展は取り組んでよい。
マナー、倫理、心、振る舞い、言語、食物、自然とのやりとり、祭り、ノロなど残し、伝えていくものは「ハートウェア」と、粋なくくりをしてくださいました。

中山清美さんは、文化は進化、蓄積していくのが文化。
奄美はこれまで「遅れている」といわれてきたが、最も進んでいるところ。
その発信の場には、高等教育機関が必要と訴えました。

徳雅美さんも、奄美にコミュニティ・カレッジを創りたいと一気に議論が
ヒートアップ。
２年間の基礎学習をし、３年生に編入ができ、夏休みのスクーリングもＯＫと
具体的な話に切り込みました。

３名とも「奄美に高等教育機関が必要」と意見は一致。
まずは千葉商科大学と米国カリフォルニア州立大学チコ校の学生の交換から
始めましょう、と締めくくりました。

新たな講座も加わり、アマミーナとしてもセカンドステージの始まりです。
学び、学び合うことの楽しみ、喜びを一人でも多くの方に感じて頂けたら
光栄です。