「さらば公民館!ロックフェス」~あの頃!あのステージにいた、あのバンドたちが蘇る!~ 名瀬公民館50年の歴史に幕
今月末をもって閉館される名瀬公民館で3月21日、「さらば公民館!ロックフェス」が行われました。
出演者の皆さんは、名瀬公民館に思い入れのある方ばかりで、知人のフェイスブックを通して知ったという出演者はわざわざ東京から足を運んで下さいました。
「いま行かないと、あの舞台にはもう二度と立てない」
マイクを握り、それぞれの思いを語りながら、地元8組のグループが登場しました。
大野正喜さんと武田まゆみさん↓
進保宏(37の衆バンド)の皆さん↓
濱田洋一郎さん↓
上里栄さん↓
島ひとみバンドの皆さん↓
村松健バンドの皆さん↓
榊 義弘バンドの皆さん↓
西桂吾(カルテット・トリオ・デュオ)の皆さん↓
そしてハシケンさんがサプライズゲストで出演。ステージに華を添えてくださいました。
最後には出演者全員でのセッション!会場も一気に最高潮に高まりました。
来場したお客様も興奮気味に、「懐かしいロックが聴けてよかった」と会場をあとにして行きました。
今回のロックフェスは、NPO法人あまみエフエムディ!なくては決してできないものでした。
前日には奄美市政10周年式典という大事業を抱えた多忙な中、表舞台も裏方としても下支えしてくださり、本当に感謝の言葉を語り尽くせません。
そして出演してくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました!!
出演者の皆さんの思いが伝わり、胸が熱くなりました。
忘れないうちに、ここに書き記しておきます。もし間違っていたらご指摘を(笑)
・名瀬公民館であったバンドコンサートのギターの演奏に憧れて自分も始めた。
・名瀬公民館のらせん階段や廊下の剥がれたペンキを見て、ここを通った多くの人のことを想った。
・名瀬公民館であった音楽の大会に何度も出場し、自分はコンテスト荒らしだった。
・名瀬公民館でレコーディングもやった。ここで弾く音色がとてもよかった。
・名瀬公民館の規模に慣れていた自分が、よく本土でやっているホールで演奏すると、なんでこんな小さい所でやってんだって思った。
・満杯にするにはちょうどいい大きさ。高校生でもカンパ方式でペイできた。
・座席が垂直にせり立っていて、舞台から見ると客席がとっても近い。観客と一体になれるこんないいホールは今もう無い。
・名瀬公民館のような300名収容のホールが全国あちこちで無くなっていく。
・島を離れて久しぶりに帰ってくると、その変化になぜかとても悲しくなる。いいこともあるかもしれないけど、思い出まで無くなっていくような気がする。
・名瀬公民館が取り壊されたら、きっとその破片を取りに来るかもしれない。
ついつい熱が入り、長くなっていまいました。
さて、現在の名瀬公民館のご利用は、3月末をもって終了となります。
4月以降は紬会館(名瀬港町)への移転作業のため閉館となり、紬会館での再稼働は、5月以降となります。
平成28年度には、奄美市名瀬総合庁舎の建設計画に伴い、解体となります。
50年という長きに渡り、住民の皆さんの成長と共に歩んできた名瀬公民館。
ごれまでご利用してくださった皆さま、本当にありがとうございます。